静的テスト
静的テストとは?
プログラムコードを実行せず、
レビューや静的解析を使用して行うテスト。
レビュー
作成した資料を他の人にチェックしてもらう作業。
読んで理解できるあらゆる作業成果物に適用できる。
静的解析
ソースコードを実行せずにソフトウェアの品質と
信頼性の評価を行う作業。
形式的な構造をもつあらゆる作業成果物に対して
ツールを使用して効率的に適用できる。
静的テストの利点
ソフトウェア開発ライフサイクルの初期に適用することで、
動的テストを実行する前に欠陥を想起に検出できる。
設計、コーディング段階での欠陥の混入を防止できる。
早期に検出した欠陥は、ライフサイクルの終盤に検出した
欠陥よりも、はるかに安価に除去できる。
動的テストを実行せずに欠陥を検出できるため、開発および
テストにかかるコストと時間を削減できる。
動的テストでは容易に検出できない欠陥を識別できる。
レビューへの参加過程でチームメンバー間のコミュニケー
ションを改善できる。
動的テストとの違い
動的テストは外部から見える振る舞いに焦点を置くのに対し、
静的テストは作業成果物の整合性と内部品質を向上させることに焦点を置く。
動的テストと静的テストは、それぞれに異なる種類の欠陥を
検出するため、相互に補完する関係にある。
動的テストでは、検出することが難しい欠陥があり、
この欠陥は、故障を引き起こすことなく、長期間にわたって
作業成果物に潜むことがある。
静的テストでは、この欠陥をはるかに少ない工数で検出できる。